2012年の天空
恒例行事なので、今年もつかの間の天文マニア気分を味わうために入手した『天文年鑑2012』から、来年の天文イベントなどについてご紹介しときます。
そういえば先日、12月10日の皆既月食は見られました? 私は一生懸命窓から空を見上げていたんですけど、空が曇っていて小雨まで降ったりして、結局赤い月は見られませんでした。夜中を過ぎたら晴れたので、三日月のできそこないみたいなのはかろうじて見ることができたんですけど。
来年は楽しみが2つありますね。まずは5月21日(月曜日)の朝に金環日食。ちょうど月が地球から遠いようで、皆既日食にならないのは残念ですが、関東や関西が金環食帯に入っているため、「日本の人口の約7割がその場で見られる」のだとか。私が住んでいる場所はぎりぎり金環にはならないみたいですが、ほかの地域でも、かなり大きく欠ける部分日食が見られます。最も大きく欠ける時刻は地域によって異なりますが、東京だと金環食は7:32~7:37とのこと。金環食は日本以外に中国やアメリカの一部で見られるようですが、いずれも日の出や日の入りに近いので、やはり観測条件が良いのは日本ということになりそうです。海外から多くの天文ファンが押し寄せることになるかもしれませんね。
もうひとつは金星の日面通過(トランジット)。その名の通り、太陽の前を金星が通過する現象で、6月6日(水曜日)の朝7:10くらいから昼13:47
くらいまで見られるそうです。金星は、視力1.0あれば見分けられる大きさだとか(当然、日食観測用フィルターのようなものは必須ですが)。前回は8年前でしたが、次回は105年後だという……生きて再び見るのは無理そうなので、何とか見たいものです。
あとは、6月4日の夜19時~21時ごろに半分も欠けない部分月食が見られるようです。また、11月14日に皆既日食がありますが、陸地から見られるのはオーストラリア北部のほんの一部だけだそうで、観光客が殺到しそうですね。
日食観測用フィルターを用意して、楽しみに待っておきましょう。
昔は、ガラスをろうそくの火であぶって煤をつけたものとか、黒い下敷きなんかで太陽を見ていたものですが、今はそういう方法を勧めてはいけないみたい。日食網膜症というのがあって、主原因は赤外線ではなく波長380~500nm程度の可視光線(ブルーライト)だそうです。まぶしいのを我慢してじっと太陽を見たりしないようにしましょう。


