今日は遅めの夏休みをもらって、ひとりで福岡へ行って来ました。
ミッションは二つ。太宰府の九州国立博物館で開催されている「阿修羅展」を観に行くこと。義妹が絶賛するケーキ店でケーキを買ってくること。
いつもの通勤バスで行って帰ってこられるようにこれらを完遂するというミッションプランなのです。時間が余ったら太宰府天満宮におまいりしたり天神を歩き回ったりすることも可。
というわけで、いつもどおりに出発。
高速バス「とよのくに」で福岡天神へ。西鉄の電車で西鉄二日市駅へ。電車を乗り換えて太宰府駅へ。
太宰府へ向かう人たちの目的地はほとんど同じだったようですが、あまり立っている人はいない程度の混み具合だったので、博物館もそんなに混んでいないだろう……と思ったのですが。
太宰府に到着する直前に、車掌さんが「10時での入場待ち時間は120分とのことです」……騒然とする車内。
駅から博物館までは10分ほど歩く必要があります。ひとりの身軽さで、なるべく急いで人を追い越して進みました。
到着して、人の列に並ぼうとしたら、それは入場券を買い求める人たちの列でした。急いでその場を離れます。
実は昨日、チケットぴあで入場券を買っておいたんです。もう前売り券ではなく当日券で、しかも写真などの載っていない味気ないチケットになってしまいましたが、その場で買おうとしたら手間取るかもしれないと思ってあえて購入しておいたのでした。グッジョブ、私。
ちなみに、行くのを決めたのは昨日なのです。少し前に、テレビを観ていてふと「行ってみようかな」とつぶやいたら、母が「いつ行くの? いつ行くの?」と繰り返すので行かないわけにもいかなくなったという事情もあったりして。
そうして、チケットを持っている人たちの列の最後尾についたのが10時25分のこと。待ち時間は110分との表示。少々うろたえながらも、ここで引き返すわけにはいかないと思い待っているあいだにも後ろの列はどんどん長くなっていきます。
もういちばん暑い時期は終わっていますし、ミストシャワーつきの日よけテントまで設置してくれているので、日差しや暑さはさほど気になりませんでした。ただ、ずっと立ちっぱなしのつらさだけはどうにもなりません。今日は平日で、大人と(たまに)乳幼児しかいなくてわりと静かでしたが、休日になると幼稚園児や小学生が加わるのだと近くに並んでいた人たち(リピーターらしい)が話していました。
ぐねぐねと折りたたまれた人の列は、そこそこ進んでゆくのですが、何しろ長さが半端ではなく、待てども進めども……ようやく場内に入れたのは12時15分くらいのことでした。本当に110分かかりましたね。
しかし場内でもあいかわらずぐねぐねの行列で30分。展示室に入れたころには13時近くになっていました。
実は、ひとたび展示室に入ってしまえばあとはいつまで居座ったってかまわないようで……。
阿修羅像の周囲には貼り付くように動かない人垣ができていましたが、像が高い位置に立っているので、上半身なら少し離れた場所からいくらでも拝むことができました。
今さら評するのもおこがましいことですが、強さと儚さを併せ持つ美しさといいますか、本当に生きているようで、「何かしゃべってくれたらいいのに」と思いました。あまり指示がましいことは言わなさそうな気がしますけど。
「見られてよかった」というより、やはり「会えてよかった」と言いたくなる存在感が人気の理由なのだろうと感じました。
確かに時間があればいくらでも眺めていたい気分でしたが、ほかの仏像などを一通り見てから外に出る前にもう一度戻るにとどめ、博物館をあとにしたのでした。ミッションプラン完遂のためには、のんびりしているわけにもいかない……あ、そういえば昼食はどうしよう……?
ケーキの話は明日。